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自然観察ガイド

あいかわ公園の自然情報をお知らせします。

 あいかわ公園では、身近な山野草をはじめ、シカやサル、カブトムシやクワガタムシなど多数の生き物が生息しています。日々のあいかわ公園で見かけた、旬の自然情報をこちらに掲載していきます。
 また、毎週土・日・祝日には、午前11時と午後1時の二回、あいかわ公園の自然をご案内する「自然観察ガイド」のイベントを行っています。
 
 
 
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不思議な形の芽

2020-01-26
冬芽かな?
冬場の緑の少ない寂しい自然の中を歩いていると、今の季節には植物の冬芽を見ることができます。
冬芽は、植物が来年の春にまた葉を開くための準備をしているようなものですが、その冬芽を見てみるとたまに変な形の冬芽を見かけることがあります。
 
あいかわ公園の工芸工房村付近には、アカシデという木があります。本来、アカシデの芽は1つずつ付くのですが、写真の物はなんとまるで爆発したかのような芽をしています。
これはダニの一種が、冬芽をテントのように活用し、お家を作っているのです。虫こぶと呼ばれるものですね。
このような虫こぶを作る生き物は、特定の種類の木を好むため、名前に木の名前が付くものが多いです。
アカシデメムレマツカサフシという名が示すように、この虫こぶを作るダニはアカシデの冬芽に好んで作るため、似た種類のイヌシデなどとの判別にも使えるのです。
 
あいかわ公園では、エノキの葉やクヌギの枝、イヌシデの冬芽、エゴノキの葉などで虫こぶを見かけることができます。
虫こぶ探しという少し変わった視点で、自然を観察してみると面白い発見をすることができると思いますよ。

黄色く目立つ冬の人気植物

2020-01-25
ミツマタが咲き始めました。
あいかわ公園には、冒険の森入口とパークセンター前広場の2ヶ所に数多くのミツマタが植えられています。もの寂しい冬に鮮やかな黄色い花をたくさんつけるので、とても人気のある植物です。
 
いよいよミツマタが咲き始めました。筒のような形で、色々な虫たちも訪れるため、自然観察を行うにもとても楽しい花です。
咲いた花の数が増えてきたら、自然観察ガイドのイベント内でもミツマタの花を叩いて、落ちてくる虫たちの観察を行いたいと思います。昨年は、花の上で小さな虫を待ち伏せするクモや、ハナバチなどのたくさんの生き物を見られたので今年も楽しみです。
 
ミツマタの花は、写真の丸い部分全てで1つの花と思われがちですが、筒形の1つ1つが花になります。たんぽぽの花と同じように、集合して1つの花であるように見せかけているのです。
 
実はミツマタには毒があります。あいかわ公園で見られる植物には、有毒であるものが多いのですがなぜだと思いますか?
 
毒のない植物を植えると、数日後には無くなってしまうのです。
あいかわ公園に夜訪れるシカが、せっかく植物を植えても食べてしまうんですね。なので、公園で見られる園芸植物はミツマタやツツジ、サクラソウの仲間など、毒を持ったものでないとだめなのです。
 

おいしいキノコと毒キノコ

2020-01-23
野生のしいたけ
一般の方は入れない場所なのですが、あいかわ公園内で拳ほどのしいたけを発見しました。多くの方は自生しているしいたけを見かけたことはないのではないかと思います。
 
しいたけは冬の季節に発生するキノコです。天然もののしいたけは、スーパーで売られているものと比べ、嫌みの無い爽やかさを感じるほどの菌類の香りと、厚切りの牛肉のような歯ごたえがあり、機会があれば是非とも食べていただきたいものです。
炭火でシンプルに醤油だけをたらして食べるだけで満足できてしまうようなおいしさなので、野生キノコの採取に惹かれてしまう人たちの気持ちが分かります。
 
しかし、野生キノコを採ることには毒キノコというリスクがあります。しいたけも例外ではなく、ツキヨタケと呼ばれる非常に似た猛毒キノコがあります。これによって毎年中毒者が出ている現状もあります。ニュースでもたまに取り上げられますね。
 
しいたけは、カブトムシの木で有名なクヌギやコナラなどの朽木に生えるのですが、なんと猛毒のツキヨタケも同じ環境に生えるのです。
ですから、しいたけとツキヨタケを区別する複数のポイントを知っておき、そのポイントに合致するものだけを取ることで安全に採取するのです。興味の湧いた方は、検索してみてくださいね。
慣れていなければ、同じものに見えてしまうと思うので、キノコを採る際には必ずキノコの事を知っている人と一緒に取りましょう。

小さなチャノキが生えています。

2020-01-14
チャノキから作られるお茶は?
森のわたり橋の奥側は、スギ林が広がっており、非常に薄暗い環境になっています。そのような林床下には、チャノキが生えています。
恐らく近くの畑などから種が運ばれてきたのでしょう。
 
ご存じの通り、チャノキは日本人と大変なじみの深い植物です。
皆様が口にする緑茶の材料となっているのがチャノキです。そんな身近な植物が公園内には生えているんですね。
 
ブログをご覧の皆様はお茶の種類をご存じでしょうか?
緑茶、紅茶、ウーロン茶は同じ茶葉から作られ、製造工程の違いで全く別の風味になっているそうです。1つの種類から、何種類ものお茶が作られるなんて不思議ですね。
 
チャノキは、こう見えてツバキの仲間なのです。花の時期に見てもらえればツバキの仲間だと分かりやすいです。
皆様はツバキと聞くと何を思い浮かべますか?ツバキオイルでしょうか。
ツバキと言われて真っ先に思いつくのは私の場合チャドクガです。集団で1つの葉っぱを食べている毛むくじゃらのお団子のような姿を見ると鳥肌がたってしまいます。チャノキにもチャドクガが付くので万が一外でチャノキを見つけた際には注意しておきましょう。

おいしいミツバ

2020-01-18
水分の多い所でよく見かけます。
あいかわ公園には、風通しの良い開けた場所から、スギ林で水分の多い場所までいろいろな環境があります。
皆様が寒い冬が苦手。暑い夏が嫌いといった好き嫌いを持つように、植物たちにも好きな環境というものがあります。植物が好きな環境を知っていると、目的の種類にであえる可能性はグッと高くなります。
 
ミツバは、湿り気のある場所を好むので、あいかわ公園では森のわたり橋より先のスギ林で見つけられます。似た植物が数種類あるのですが、葉をちぎってスーッとするような香りがすればミツバでしょう。これは、セリ科と呼ばれるミツバ達の仲間に特有の香りです。春の七草の1種であるセリと似た香りですね。
ミツバの名前は、見た目のとおり3枚の葉が付くことからなのですが、3枚の葉が付く植物は意外と多いので、その特徴だけでミツバを見つけるのは難しいかもしれません。
 
お正月にはお雑煮に入れて口にした方も多いのではないでしょうか。市販されているような植物でも意外と身近で見つけることができるのです。野生のものは、市販のものよりもずっと香りが強いです。セリやミツバは、手軽にとれる香草として優秀ですが、採取の際には必ず植物のことを知っている人と取るようにしましょう。自然には、毒を持つ似た植物などの危険もありますが、それもまた、植物が生き残るための知恵なのです。
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